ルナ・エクリプス

「私は何も間違えない。私は常に正しい、この世界に唯一人完璧である存在だからだッ!」
ルナ・エクリプス
Luna.eclipse

一人称・「私」
二人称・「お前」等高圧的なもの
年齢・不明
属性・全
趣味・人間の武器や機械を学ぶこと
好きなモノ・新しいモノ・人間
嫌い・古いモノ、勇者

魔王軍最高指導者にして魔王その人。
「追放勇者ガイウス」シリーズにおける、全ての魔族の始祖であり
古来より人間を喰らってきた「人類の天敵」。
その血は人間や精霊を魔物に変異させ、魔族を増やしながら歴史の闇を渡り歩いている。
魔王としての能力は、「あらゆるモノを無から作り出す」こと。
その能力により彼は自身の肉体をも作り出し、さらにはその力を分け与えることができる。

魔族と言えど迂闊に名を呼ぶことは許されない存在であり、魔王と呼ばれるほか
「御月様」や「月の君」など、様々な異名で呼ばれている。
魔王軍最高指導者として、その権力は絶大であり、
魔王城には彼の命令に逆らえる魔族はおらず、また彼の命令で動く魔物も多い。
総ての魔族にとっての王であり父であり母である、 絶対の存在。
しかしそれはあくまで「魔族にとっての絶対」であり、
人間にとっては「決して共存することができない天敵」である。

その性格は冷酷で残忍、そして傲慢にして尊大。
行動原理は、「自分が正しいと思ったこと」であり、
そのためには手段を選ばず、またそれを「正義だ悪だ」などと考えることもない。
その行動原理からくる彼の思考回路は、「自分の求めるままに行動する」ことにのみ特化しており
「魔族の安寧のため」といった大義名分は持ち合わせていない。
彼の行動は全て自分の欲望のままに行われ、そのための手段もまた
自分にとって最も効率の良い方法を選ぶのみである。

容姿

彼と表記されるが実のところ性別の概念は薄い、肉体を自在に変化させることができ
基本形態は「病的なまでに白い肌と銀髪、赤い瞳を持つ妖艶な美形」
横髪をおさげにしているので、何処か少女的な印象を感じさせる。

基本形態は男性、赤い模様が入った漆黒のトップスに黒の前開きスカート。
黒のズボンに黒のグリーヴを合わせた、悪魔の王に相応しい衣装。
漆黒で統一されたその姿は、闇がそのまま形を得たようでさえある。
細身でありながら筋肉質で無駄のない肉体としなやかなシルエットをもつ。

肌は人間離れした白さだが、その光沢はまるで生物のモノのようにぬらりと光る。
その姿は妖しくも美しいが、同時に見る者を恐れさせるほどの恐怖すら与えるだろう。
特徴的なのはその赤い瞳で丁度瞳の中心に白い光が入った
「白瞳孔」の瞳が視線の動きに合わせて鋭く光る。

その表情は無表情か、あるいは薄い笑みを浮かべたような笑顔かのどちらかである。

性格

悪い意味で誇り高い、間違った意味での天上天下唯我独尊を体現したエゴイスト
自分の死=魔族の滅びを意味するからもあるが、己がどんな形であれ生き永らえればそれでよい
息をするように人を魔物へ変え、それに罪悪感も抱かず
「私に出会った不幸を呪うがいいわ」と返す冷血漢。

おまけにその理不尽なエゴイズムは人間のみでなく魔族にも向けられ、
魔族には甘い……なんてことはなく、失態を犯したり
うっかり自分の名を漏らした時には呪殺する徹底ぶり。
しかし同胞にはそれなりに情を持って接しているらしく、
特に向上心があるものには自らの力を惜しみなく分け与える。
容姿の通り冷酷無比だが、その生き汚さや自分を滅ぼし得る
「勇者」の存在に怯える等、どこか人間臭く憎めない不思議な魅力がある。

「初代勇者」に本気で殺されかけたトラウマから「虹色の瞳」を見ると半狂乱になったり
マルスの「悪名でもいいから名を残したい」という過剰な歴史マニアに
「人の記憶は100年も持たぬぞ…」と呆れたり。
「古いモノは新しいモノに勝てない」といった価値観を持つなど
妙に現代的な価値観を持っている面もあり、人間に対する理解は一応ある。
しかしそれでもその冷酷な思考は変わらないため、彼が在る限り人間は永遠に狙われ続けるだろう。

傲岸不遜だが、お気に入りに対しては寛容な顔も見せ
六将たちが彼の意に添わぬことを行ったときも、非難はするが許してもみせる。
しかし彼が気に入る「お気に入り」はそう多くないらしく、
気に入られなければ上位悪魔であろうとも容赦なく始末される。

また、気に入ったモノを害されたときは
「お気に入りの玩具を壊されて怒る子供」のように暴れまわることも。
その性質上、魔王軍には「彼」に心酔する魔族と彼に恐怖する魔族が共存している。

戦闘能力

魔王だけあって、その実力は圧倒的。並の人間では相手にならないどころか瞬殺されるほど。
何より恐ろしいのは魔族の始祖であること、その血を与えられた
人間や動物は全身の細胞を変質させ怪物となり、身体能力の強化に加えて異能の力を与えられる。

この力によって多くの人間が魔物と化したこと、
何より悪目立ちし勇者に狙われることを恐れる事から彼自身が動く事は殆どない。
あと生き汚い、自分を脅かす存在と悟るやプライドかなぐり捨てて逃げる。
また戦闘時になると配下の魔族たちを強化したり、
自らが前線に立つ際は配下たちに敵を足止めさせたりと戦術家としても優秀。

ただし本人はあくまで自分が生き残ることに全力を尽くすので、
部下が死んでも涙一つ流さない(それどころか死んだ部下を見てゲラゲラ笑う)
その為、彼を討とうとするたび人類側が大打撃を受ける結果となる。

弱点として、その傲岸さ故に踏まなくてもいい虎の尾を何度も踏みつけており、
ガイウスに討たれる大ポカをやらかしたのもその一環。

現在は転生しルチアの深層心理に封印されている、
復活しルチアを乗っ取る気満々だが
ガイウスに徹底的に潰されたことでせいぜいルチアが
度々感じる胸の裂けそうな痛み程度しか干渉できない模様。
「勇者」との戦いに敗れて以降は自身が最も嫌う
「人間ども」の中に潜み、復活の時を伺う。

だが何より彼が恐ろしい点は「悪意そのもの」というべき固有領域を持つこと。
それこそが彼の真の姿で、この姿こそが初代勇者に最も恐れられた姿なのだ。
千年をかけて魔物に変えてきた生命たちの怨恨や嘆き、嘆きが生み出す憎悪の渦。
それこそが「魔王」という存在が持つ真の力であり、
ルナが他の悪魔と一線を画す存在である証である。

蝕(エクリプス)

最上位悪魔の中でもルナのみが展開することが出来る「おぞましいなにか」
無理やり表現するなら「視界を埋め尽くす赤黒い闇と胎動、悲鳴や狂笑が混ざった混沌そのもの」
この領域内にいるものは時間経過とともに意識と肉体を蝕まれ、魔物へと変えられていく。
それはもはや呪いの一言で言い表せる領域であり、
この領域が展開されている間は決して抜け出すことは出来ずに悪化していくばかり。
これだけでも凶悪なのだが、この領域は「自己強化」の固有能力も併せ持っており、
勇者であろうと易々と抵抗できるものではない。

蝕の中においてルナ以外の存在は全て「無」に等しくなるため、
領域内で死んだ場合、魂や精神といったモノは二度と輪廻転生に戻ることはない。
蝕が発動している間は「時間経過とともに肉体が魔物へと変わっていく」
という呪いを常時受け続けることになる。

ルチアに宿ったことで弱体化したとはいえ、
それでもなお人間にとっては脅威以外の何物でもなく
仮に彼が復活してしまった場合、人類は滅亡するしか道がない。
とまあ、このようにチートすぎる魔王様だが「勇者」にだけは何故か勝てない。
その絶対的な力の差は、人類にとっての希望の象徴にして絶望そのものと言っていいだろう。

「その結晶は私の心臓。死ぬ気で護れよ?」
魔核-コア

ルナと六将に共通して存在する、胸に浮き出た菱形のクリスタル。
魔核が破壊されると六将は死亡する。
その強度は「勇者の聖剣」でも破壊できないほどであり、
仮に破壊されたとしても再生できるほどの回復力を持っている。
だが逆に言えば、この魔核がある限り彼らは不死身である。
ルナ(及び蝕)を媒介に無限の魔力を引き出すことが出来る。

しかし、そんな魔核にも欠点がある。
それはルナを媒介に保持するため、彼が死亡すると六将も連鎖的に肉体が崩壊する。
ちなみに六将の核が砕け散っても、ルナが生きていれば反魂を行うことで何度も蘇生出来る。
この性質により「不死身の将軍」として恐れられる存在となっている。