–現存種–
犬-ほぼ100%雑種、血統書?なにそれ。
紀元前から人類の相棒だった彼らは、世紀末でも裏切らない。
と言っても愛玩動物でなくハンター犬と呼ばれる
「時に囮となり、時に肉の盾となる」過酷なポジションである。
敢えて酷い名前(捨て駒号など)を付ける文化がある。
これは軽んじてるから、ではなく。
ハンター犬は穏やかに看取る事ができるものは百分の一未満という過酷さに起因する
猫 -元々彼らは狩人、人間が忘れていただけ
謎の癒しスポット「スコープキトン」に大量に生息している他。
宿屋で「ねずみ駆除」を条件に寝床を貸されている猫が割といる。
人間が猫に尽くす文化はほぼ消えた、今の彼らは野生の狩人。
鼠達を一瞬で仕留める、人間以上の狩人だ。
尚ロコ(ケット・シー)のように人語を解する。
亜人型の猫魔族も生まれており、大災害以降に生まれた新種だ!と
収集趣味がある古参魔族に狙われてるとか…
ハクセキレイ ─ 小さな疾走者、終末後も疾走中
駐車場ダッシュの王者。
どんなに世界が変わっても、アイツは変わらない。
人がいなくなった街でも、DAWSON支店の駐車場でも、
あの白黒のシルエットがチョロチョロっと走ってる。
「高速で走ってるアイツ=ハクセキレイ」でピンと来る人は終末適応力高め。
終末後の生存判定は“この鳥がいるかどうか”でOK!
カラス -ふてぶてしいスカベンジャーであり、サマナーの友
世紀末でも当然生きており、築地エリアでおこぼれ目当てに歩いていたり。
電柱に留まっていたりと大災害前とまったくふてぶてしさが変わらない。
マカなどの召喚士にとっては「情報源」になる存在、
なかにはカラスを肩に乗せているサマナーもいるらしい 。
ねずみ/ハムスター -いるのが当たり前のやつと、ねずみになれなかったねずみ
下水道のあいつはむしろ世紀末になり元気になった。
ねずみがいる=小動物が住める環境ということ。
いて当然の存在なので、宿屋など衛生重視な場所以外ではだいたい無視される
一方のハムスターはねずみの仲間だが、彼らの場合は。
「生き抜く力」を愛でるため意図的に奪われた。
あるハムスターはケージが空爆で緩んだ勢いで、初めて外に出た。
初めて見る外は熱く、眩しく、そして残酷だった。
うさぎ-逃げる才能は、終末で最も活かされる
元々ペットだけど、繁殖力と元々の俊敏さから意外とあっさり野生化する。
うさぎは元々繁殖力が高い。 そして足も速い。
毎日餌をくれた人間は、いつのころか現れなくなった。
「ここは危険だ」
そう感じ取るとすぐさまにケージから飛び出した。
現在はスノーベリル周辺の名物。
時にウサギ鍋などの食材として、時に安全の目安として愛される
馬-サラブレッド?今走ってるのは騎士を乗せてた馬だよ。
サラブレッドやレース用の繊細な馬は
食糧難・医療崩壊・環境激変であっさり絶滅or家畜化消滅。
今ここを駆ける馬たちは、騎士乗せ戦場を駆けた軍馬や。
畑や瓦礫の山を黙々と運んだ輓馬たち。
生き延びたのは“速く、強く、そして穏やか”な個体だけだった。
今の馬は、ちょっと手を伸ばせば誰でも乗れる。
声をかければゆっくり振り向き「乗る?」とばかりに背を差し出してくる。
――暴れ馬は、もう伝説の中だけ。
ちなみにオロバスは外見だけ見たら「サラブレッド系魔族」だと思われがちだけど、
実はガチで「フルアーマーの騎士を乗せて走る」軍馬。
あの優美さとパワーは正真正銘、“戦場生まれの血”。
ワニ-ほぼ絶滅、でも例の「くそまずいバナナ」はこいつから生まれた。
クソまずバナナ「ワナナバニ」と縁が深いどうぶつ。
ゼルノババイオ・フード部門が何を思ったか、
バナナにワニの遺伝子を混ぜる暴挙に及び 。
「ワニしか食べない」というバナナ型の何かが生まれる。
だがコイツの遺伝子改良データが、今では
「耐放射フルーツ」の原型となった。
野生のワニは乱獲でほぼ消滅したが、
ゼルノババイオで飼育されてる個体は
ゼルノバ・フードファクトリー温室でのんびり生きている
カメ-大小が、絶滅を分けた。
ウミガメ、ゾウガメ、ワニガメなど巨大種は人間社会の崩壊で真っ先に狙われ乱獲。
卵・肉・甲羅の需要で「大きい=資源」になり、社会崩壊後は秒で絶滅コース。
ウミガメの産卵地は海岸開発や汚染、狩猟で消滅。
アカミミガメ、クサガメなど“元ペット”カメたちは驚異的な適応力で野生復帰!
水辺が残ってる都市や田園地帯で、地味に増殖・繁殖を続けている。
特に不忍池では、昼下がりにのんびり甲羅干ししてる姿が“癒し”枠で名物化。
池のほとりで“のそのそ日向ぼっこ”してるカメを見ると
「ここが世紀末だってこと忘れるわ…」という声が住民から漏れる。
インコ/オウム-彼らは終末を人間より詳しく知っている
元々オウムやインコは長生き。
大災害で絶滅の危機が訪れるが……まさかの助け舟が、魔族。
「人間を模倣する」という共通点が、奇妙なシンパシーを生んだ。
人間に飼育されていた時以上の知能を手に入れ
最早「人間の言葉を機械的に真似る」のみでなく
人間と対話できる存在。
大災害で代わりゆく世界を目にしたという個体もいるそう。
今「おはよー」というそのオウムは、
世界の滅びを目にした個体かもしれない……。