メイモント(冥門都) —関西エリア
グラットンバレー(関東砂漠圏)で馴染めない奴。
あるいは「死」や冥界に惹かれるやつは、
何故か皆“メイモント”に辿り着くという噂がある。
サバイバルに失敗した人間や、全てに絶望した魔族、
それでも「まだ死にきれない」連中が、無意識のうちにこの都を目指す。
グラットンバレーからは物理的には遠いが、
実は大阪エリアに“魔王軍時代のポータル装置”が残存している。
普段は“閉鎖”状態、だが裏ルートを知る者だけが“。
“中野ブロードウェイ地下”を経由して転送される。
大阪エリア「ネクロ・オオサカ」
通称:死んでもうるさい街
関西一帯に死臭と灰が漂う中、大阪だけ普通に人が喋ってる
京の沈黙が異常すぎるだけで大阪は「いつも通り騒がしい」
魔王軍の占領地だった名残が色濃く残っている。
通天閣の屋根でワイバーンが昼寝し。
騎手はベンチで居眠り、尻尾だけが時折パタパタと動く。
誰が支配者か――もはやどうでもいい、これがネクロ大阪の日常だ。
奈良エリア「常世原(とこよはら)」
ここは大阪とも京とも違う。
人は少ないが、消えてはいない
死京ほど死んでない、大阪ほど生きてない
生と死が“重なったまま固まった”場所
鹿は終末世界でも普通に生きているが、
奈良の鹿は「死を怖がらない生き物」になった
車に轢かれても次の日、同じ個体が歩いてる
魂が抜けてるのか、戻ってるのか不明
関西エリア「死京」
冥界編で冥界の出入り口となった、ロストサイドと対を成す死の都。
大災害でも京の「建物は」破壊されなかった、しかし人間は不要だった。
魔王軍の化学兵器により生き物だけが皆殺しにされ、今なお永遠に沈黙し続ける
雪に見えるものは全て灰であり、火葬場のような匂いが漂う
八坂神社は世界の終末後、現世と冥界の出入り口となった。
魂が不安定なもの(クローン・ホムンクルス・アンデッド等)。
または既に死を超越した者(例:レイス、カリスト)だけが通過可能
生者は霊感が強くても、門の前で弾かれる
八坂神社は本来、疫病・死と“人外の縁”が濃い社。
都の守護・境界として古来より「生者」と「死者」の結節点だった
門が開く瞬間、現実の人間からは完全に見えなくなる
■兵庫エリア「灰哭港(かいこくこう)」—半死の港湾都市
海から流れ込んだ“死京の灰”が街を侵食し、
港・街・城すべてが半分だけ死んでいる状態で固定されている
昼間は普通に人が動いているが、夜になると“止まったもう半分”が浮かび上がる
完全に死ぬ前の“待合室”みたいな場所、関西で一番“覚悟がキマってる街”
■旧神戸:カミド・アッシュ
死京の灰が流入し、街全体が灰色に固定された半死都市
「神戸(こうべ)」が誤読され「カミド」となり、そのまま定着
“神の戸”=冥界の門の余波が溜まる港という意味を持つ
港湾部は灰像と停止した時間が残る“灰の保存層”
市街地は生者と死者が混在する“半死生活圏”
山側は冥界侵食が進む異界接続エリア
灰に適応した家畜(灰牛など)が生息し、記憶を宿す肉文化が存在
住民は死や記憶のズレを受け入れた、妙に達観した気質
静寂と違和感が同居する“うるさくない終末都市”
■滋賀エリア「冥水琵琶(めいすいびわ)」—魂が沈む湖
琵琶湖が、ただの湖じゃなくなった
死京の門が開いたことで、ここは“冥界の水脈”と直結してしまった
水は黒く静かで、底が見えず。夜になると、水面に“誰かの過去”が映る
湖底に沈んだ旧都市(大津跡)や水中に浮かぶ鳥居群
潜ると時間感覚が狂うと言われている。
■和歌山エリア「ブラッド・クマノ」—魔王軍文化圏
魔王軍の“生活圏がそのまま残った地域”
でも大阪の影響があるから、陰湿じゃなくて“妙にノリがいい魔界文化”
熊野古道は魔族の巡礼ルートとなり、人間と魔族の距離が異様に近い
強欲界の魔族に関西弁話者が多いのは偶然ではない
魔王軍が関西圏(大阪・和歌山)を長期占領した影響
住民が異様に順応し、文化摩擦がほぼ発生しなかった
一部人間がそのまま強欲界へ移住・定住
その結果、関西弁が魔界側に“輸入言語”として定着
強欲界の価値観(欲望の肯定)と関西の直情性が高相性
「欲しい」「やりたい」をそのまま言う文化が融合
魔族特有の誇張表現と関西弁が混ざり独自訛りに進化
軽口・煽り・交渉がすべてエンタメ化した会話体系
結果、強欲界は“最もうるさくて正直な魔界文化圏”となった