天界-七つの天国

第一天「ヴィオルーン」

「地上適応用フィールド」
天使たちが地上の文化・習慣・カオスな空気に“慣れる”ための“リハビリ都市”
“今の地上”=西暦ADの人類文明は崩壊
大災害(GZ/グラウンド・ゼロ)以降、「GZ元年」リセット
天使側から見ても、地上の風景・価値観・ライフスタイルが過去と激変している

地上カルチャーに寄せた建築&路地
石畳・低層アパート・狭い路地裏・市場・パン屋・屋台がごちゃ混ぜ
壁にはスプレーアートや落書きも普通にアリ!
伝統的な天使装飾と、地上発の“CHAOS”系グラフィティが共存
一部、GZカレンダーのカウントや、地上流行の絵文字・標語もでかでかと描かれてる

◆ リハビリ・トレーニングパーク(Rehabilitation Park)

荒廃した地上文化をリアル再現した“訓練用街並みパーク”。
パン屋・カフェ・スプレーアート・グラフィティ壁がズラリ、地上さながらの雑多感。
天使はここで「地上生活適応訓練」を受ける。
買い物や会話・トラブル解決・喧嘩すらシミュレーション可能。

◆ パン屋「ヴィオルーン・ベーカリー」

ヴィオルーン一番人気のリアル地上式パン屋。
地上リハビリの定番で「まずパンを買う練習をしろ」が暗黙のルール。
店主は元・堕天天使で、地上パン職人から修行して逆輸入された変人。
天使・異邦人・地上人すべてウェルカム。
天界で初めて“サワードウ”を焼いた伝説のパン屋、噂の天界サンドもここ発祥。

【第二天・ラキア(Raqia)──天使の墓場】

天界の汚れ役(暗部系)すら背筋が凍る、“罪と穢れの最終処理場”
「炉」は巨大な白金の円形施設、中は常時炎が燃え盛る“償いの炎”
ここで罪を犯した天使/ケガレが臨界突破した天使は「浄化」or「消滅」処理
夜は低くうなる鐘の音と、祈りと叫びが入り混じる

■ 戦闘天使(能天使/パワー系)の兵舎

ラキアの半分はガチの兵舎ゾーン
魔王軍との戦争が始まると真っ先に出撃するエリート部隊
朝も夜も訓練訓練&特訓、「ラキア筋トレ部」状態
天界の体育会系文化の聖地で、新米戦闘天使はここで一年間しごかれる
「ウリエルに会いたいならラキアへ行け!」は、天界の格言

炉の前で体育座りして泣く天使、夜中に筋トレで奇声を上げる天使、
祈りの鐘の音で飛び起きる天使…などカオスな日常
でも炉で「浄化」された者は二度と戻ってこない、みんなが祈る
一部の戦闘天使は「燃え残った羽」をお守りにする風習も

【ラキア名物:浄化の炉】

罪の審判、魂の浄化、全てがこの大火炎の前で執り行われる。
天界きっての「罪人奉納儀式」は毎晩開催。
夜な夜な鐘が鳴り響き、叫びと祈りと筋トレ奇声がハーモニー。
火炎属性の天使&堕天候補生に大人気。
マジで死ぬほど熱いが、「入れたら一流」扱い。

【第三天・シェハキーム(Shehaqim)】

本来は「天界の楽園・エデン」そのものだった場所
アダムとエヴァ、始祖の記憶が残る“神話の発祥地”
ラグナロク大戦でユグドラシル(世界樹)もろとも崩壊

今は跡地、かつての面影を残す「大草原」「廃ガーデン」
草花は豊かに咲き誇るが、“知恵の樹”や“生命の実”はもうない
あえて「再建」せず“喪失を祈る場所”として残された

【旧ユグドラシル記念公園/The Remains of Yggdrasil Park】

“世界樹”ユグドラシル跡地にして
「かつて天界・人界・魔界が完全に繋がっていた時代」の象徴。
ラグナロク大戦で燃え落ちた世界樹の切り株と、崩れた神殿・廃アーチが点在。
今は公園として整備され、天界きっての“喪失と追悼”エリア。
かつ唯一の開放的な癒しスポット。

■ シンボル

世界樹の切り株(The Last Stump)
直径数十メートルの超巨大な切り株!表面は焼け焦げ&光苔が生え、
中心部には古代文字が刻まれている。
触れると一瞬だけ「過去の気配」が感じられるという都市伝説あり。

「かつてここに何があったか」──語り継ぐことも、詳しく説明することもない。
ただ静かに手を合わせ、心の中で祈るだけ
天界随一の旅人・ラファエルはだいたいココにいる!
「公園で昼寝→目覚めたら誰かに相談されてる」のが日課。

■【ラグナロク大戦/ユグドラシル炎上事件】裏解説

公式記録:「スルトによる世界樹焼失」

天界&人間界の歴史では、“炎の巨人スルト”が
世界樹ユグドラシルを焼き払ったことになってる。
だが、これは表向きのカバーストーリー。
天界の「面子」と、“真犯人”が身内(ロキ)であることをひた隠しにしたかったため。
本当の真相:ロキ(レーヴァテインの所有者)が燃やした

当時の天使&アース神族が目指していたミレニアムは、
「現人類を“ケガレ”と見なして淘汰し、クリーンな“管理型新人類社会”にリセット」
するディストピア路線。
反発したロキが「このままじゃ全部おもんねぇ!」とブチ切れて、
派手にぶっ壊すついでに世界樹を焼失させた。
ロキの内心は「7割ノリ、3割本気」って感じ。

■ じゃあレーヴァテインは何だったのか?

ユグドラシルは「この世界のルール」に属するものを、全部弾く。
いわば「神話OSの最上位防御プログラム」。

レーヴァテインはマナで燃える剣ではない
概念で裁く剣でもなく「剣そのものが“燃焼している”」
純粋なエネルギー燃焼。
しかも排熱孔、ノズル列、多重ロック、推進・循環・制御系
完全に「古代にあってはならない工学技術」。

ユグドラシルは「神話圏内の攻撃」を前提に防御していた。
でもレーヴァテインは、神を焼くため作られた剣ではない
防御できず、概念的にも拒否できない。
だから“スルト”という神話が必要だった

世界樹が人の技術で焼かれたと知られてしまうと。
天界の正統性も神話の支配構造も、全部崩れる。
だから歴史はこう書き換えられた。
「炎の巨人スルトが焼いた」

剣は語られない。
技術は封印される。
真実は冥界に沈む。

【第四天・ザブール(Zebul/Zebhul)】

“支配”と“秩序”の都市、天使の行政都市。天界の大多数はこの層で生活。
ビジュ:白レンガ×青空のまばゆい都市、行政区画・住宅街・市場など。

生活感:家族持ちの天使、市民天使、役所系の建物が多い。
天界版“区役所”。コンビニやベーカリーも実はここに集中。

裏名所・鈴の裏通り(すずのうらどおり)

ザブール行政区の建物群、その影と影が重なる隙間に現れる細い路地。
地図には載らない。案内板もない。
ただ、鈴の音だけがする。

その音の主は、暗部天使サマエル。
視覚を捨て、死と境界を司る天使が、移動の際にだけ鳴らす鈴。
暗部天使専用の裏動線
表の天使や市民に“見えないように存在する通路”

鈴の音が聞こえたら、音の方へ近づくな。
守らなかった場合「何も起きなかったように日常に戻れる」か。
「最初から“そこにいなかった”ことになる」かは運次第。
鈴は存在証明ではない。回避装置だ。

【第五天・マハノン】

天界七層の中でもっともやわらかく、人間的
聖歌・調和・使命伝達を司る層
空中に浮かぶホール、回廊、光の柱が折り重なる“空の音楽都市”

ここにいる天使たちは
伝令/使徒/祝福担当/地上派遣前の最終待機組が中心。

■ 光の階段

天使が正式に地上へ降りるための正規ルート
無数の光の段が空中に連なり、下界へと続く
本来は超厳重……本来は。

「たまにドジ天使が空から落ちてきたら、それはマハノンから落ちてきたのだ」

マハノンは天使が地上へ降りるための 正式ルート:光の階段 が存在する
つまり「任務」「神命」「観測」「干渉」など、業務用の天界出入口
でも問題はここからで、天使は基本、使命ありきで降りる
使命は“降下直前に伝達される”のが通例

たまに聞き逃す/勘違いする/そもそも聞いてない/ぼーっとしてる
──結果、「目的未設定のまま落下」
天界あるある、ヒューマンエラー。
「ドジっこ天使=マハノン産」はほぼ共通認識

◆ 天界大コンサートホール(Grand Celestial Concert Hall)

天界最大規模のホール。
半ドーム型で千人単位の天使が一斉に座れる円形設計。
天井から“天使のはしご”が幾筋も降り注ぎ、音が空間を“光”として見えるほどの音響効果。

演目はほぼ聖歌と祝福曲、
旅立ちや帰還の際、全員がこのホールで見送られたり、祝福されたり。

【第六天・マコーン(Machon)】

「知恵」と「天使の階級管理」を司る、天界でも中枢に位置する階層。
天界の“表ルール”上では最上層扱い。

天界の象徴的イメージ――荘厳な回廊と幾何学建築。
どこからでも“天使のはしご(チンダル現象)”が差し込む。
“天界の普遍的イメージ”そのものを体現する場所。
天使社会の「規範」と「格」を示す空間。

天界から異世界への召喚・使節派遣はマコーンで執り行われる
(勇者ズや異世界組が最初に足を踏み入れる“入口”もここ)。
地上・魔界・冥界から召喚された者がまず最初に圧倒される「ザ・天界」な空間。

裏名所・アンダーネスト

ザブールの「鈴の裏通り」からさらに奥――
もしくは天界の裏側ネットワークから入ることができる極秘エリア。
空気には“ノイズ”や微かなデータ粒子が漂い、静謐なのにどこか緊張感MAX。

表の天使はほぼ立ち入り禁止。
暗部天使の許可、または裏ルート経由でしか入れない。
“入口自体が物理的に存在しない”時もあり、入り口が頻繁に移動する。
ここから人間界・魔界・冥界の情報ネットワークへ直接アクセス。
天界の表社会とは別の“リアルタイム情報”が常時集積されている。

第七天「アラボト」

天界最上層、“到達者がほとんどいない”究極の聖域
地面も空もウユニ塩湖みたいな“鏡面世界”が地平線まで続く
ただし本当に“水”なのかは不明、歩くと波紋は広がるけど
質感も“天界”ならではの不可思議さ

空も地面も区別が曖昧で、自分の姿も反転・歪む
歩くだけで“神と自分の間にいる”感覚に襲われる
空気は透き通るほど澄み切っていて、音が全くしない
足を踏み入れた者は、自分の呼吸すら忘れるほどの“静謐”

名所?全域そのものが「天の鏡」

地平線の果てまで続く、“液体でも固体でもない”不思議な「何か」で満たされている。
見た目は「ウユニ塩湖」級の巨大な水鏡、だが正体は誰にもわからない。
鏡面をじっと見つめると、自分の姿や背景が徐々に変化し始める。
かつての姿、未来の予感、別人の記憶、抽象的なイメージ…
人によって見える“真実”が全て異なる。
恐れや迷いが強いと、鏡面が闇色に濁ることも。
天界最上層でありながら「神すら自分を見失う」と伝えられる究極の空間。